当院で受けられる検査Medical Check
胃カメラ(胃内視鏡検査)
一般的に「胃カメラ」と呼ばれる検査は、正式には胃内視鏡検査といいます。胃だけでなく食道、十二指腸などの病気を早期に発見するために、とても重要な検査です。
当院では鎮静剤を使った麻酔は行いません。鎮静をかけないことで、当日の自動車・バイク・自転車の運転に制限がかかりませんので、おひとりで車両を運転して検査に来ていただけるという利点があります。患者さんの負担を極力減らし、迅速な検査を行います。
胃カメラ(胃内視鏡検査)の流れ
1. 検査前
まずは診察にお越しください。現在の症状やこれまでの病歴などを詳しくお伺いし、検査が必要かどうかを判断します。健康診断や人間ドックで異常を指摘された方は、検査結果一式をご持参ください。
検査が決まりましたら、患者様のご都合を確認のうえ、日程を調整してご予約をお取りします。その際、前日の食事制限やお薬の調整など、検査前に必要な注意点をご説明いたします。また、内視鏡検査に必要な血液検査もあわせて実施します。
なお、緊急性がある場合には当日の検査にも対応いたします。事前にお電話いただき、食事をとらずにご来院ください。
必要なお持物
- 健康保険証・各種医療証
- 服用中のお薬がある場合、おくすり手帳などお薬の内容がわかるもの、もしくはお薬そのもの
- 健康診断や人間ドックで異常のみとめられた方は、その検査結果一式
2. 検査前日
診察時にご説明した食事内容や注意事項を守っていただきますようお願い申し上げます。
※検査内容や服薬中のお薬によって、食事内容・注意事項は変わります。勝手な判断をせず、必ず医師や看護師の指示に従ってください。
3. 検査当日
- 受付
- 事前の確認
血圧や発熱など体調を確認します。 - 検査実施
胃の中の泡を消す消泡剤を飲んでからカメラの検査を行います。
体の力を抜き、リラックスしてお受けください。検査終了後、気分が悪いときはお申し出ください。 - 検査結果の説明
一緒に画面を見ながら、検査結果をご説明いたします。
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)は、肛門から内視鏡を挿入し、大腸(結腸・直腸・肛門)の内部を観察する検査です。
検査前には下剤を服用し、腸内をきれいにしてから行います。鎮静剤は使用せず、検査後すぐに日常生活に戻れることが特徴です。車の運転や仕事への復帰も可能です。
内視鏡機器の進歩により、従来よりも負担が少なく、より正確な検査が行えるようになっています。
検査中にポリープなどの病変が見つかった場合は、生検(組織検査)を行い、後日結果をご説明します。切除が必要な場合は、適切な医療機関をご紹介いたします。
また、基礎疾患や体調によって事前のスクリーニングが必要な方は、検査を安全に行うため、他院へのご紹介となる場合があります。
エコー(超音波検査)
腹部超音波検査では、肝臓、胆管・胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓など臓器を対象として検査を行っています。脂肪肝、慢性肝疾患、肝細胞がん等の肝腫瘍、胆嚢結石、胆嚢腫瘍、胆管がん、膵がん等の膵腫瘍、脾腫、脾腫瘍、腎結石、腎腫瘍、水腎症、副腎腫瘍、腹水などの診断に有用です。
※検査部位や目的によっては食事制限が必要な場合があります。
※婦人科疾患に関しては条件の良い場合は観察ができますが、正確な診断は専門医との連携を取る必要がある場合があります。
※必要に応じてCT・MRIなどの検査をしたほうがよいと判断される場合には、精密検査が可能な医療機関を紹介させていただきます。
肛門鏡検査
肛門と直腸の内部を直接観察するための検査です。肛門鏡という器具を肛門に挿入し、痔核(いぼ痔)や痔瘻(あな痔)、裂肛、ポリープ、腫瘍などの有無や状態を確認します。
主に出血や痛み、かゆみ、分泌物などの症状の原因を特定するために行われ、炎症性腸疾患の診断や経過観察、異物の確認にも用いられます。
検査は数分で終了し、検査しやすい体位で行います。必要に応じて病変の一部を採取することもあります。
気になる症状がある場合は、早めに医師に相談してください。

